IT業界に足を踏み入れる希望を抱いて

求められるスキルはさまざま

システムエンジニアに最も必要なスキルといえるのが、プログラミングスキルである。プログラミング言語を用いて一人でコーディングできるレベルでなければ、プログラミングスキルがあるとはいえない。システムエンジニアの主な仕事はシステム開発であり、優れたプログラミングスキルがあれば、大規模なシステム開発の案件に携わることも可能だろう。また、システムエンジニアの仕事内容によって、求められるプログラミングスキルは異なる。例えば、スマホのアプリ開発に携わりたいのであれば、JavaやSwiftといったプログラミング言語のスキルが必要なのだ。

一方、システムエンジニアには技術的なスキルのほか、さまざまなヒューマンスキルが求められることも多く、その一つがコミュニケーションスキルだ。システムエンジニアは、クライアントやチームのメンバーなど、あらゆる人と接する機会が多い職種でもある。そのため、ある程度のコミュニケーションスキルがければ、業務に支障をきたす可能性があるのだ。

さらに、タイムマネジメントスキルも、システムエンジニアには必要不可欠なヒューマンスキルといえる。システムエンジニアは、複数のメンバーを束ねるリーダー的な役割も持っている職種だ。もしタイムマネジメントがきちんと行われなければ、開発の進捗に影響を与え、クライアントなどに迷惑をかけてしまう恐れがある。進捗が遅れそうになった場合は、チームを組んでいるメンバーの状況をチェックしながら、迅速に上司やクライアントへ報告する段取り力などが求められてくる。